※ あくまで、現状分析による推測です。確定情報として流さないでください。
雇用調整助成金の申請は、ハローワーク・労働局の窓口へ持参するか、郵送で申請する方法があります(6月5日から電子申請が可)。しかし、「感染拡大防止のため出来る限り郵送でお願いします」と説明している労働局もあり、不備があっても、とりあえず、受理されているものも多数、あると推測されます。 不備がない場合は、1週間ほどで支給決定通知書が作成され、2週間ほどで指定の口座に振り込まれと思われます。 不備がある場合は、申請数が6月頃から急激に増えていることから考えると、不備がない企業様を優先的に処理をして、不備がある企業様は後回しになっているのではないかと推測されます。 行政の人間からすれば、助成金は給付を貰う立場が不備のない書類を作成し、申請する義務があるところ、不備がある場合は不支給になっても仕方がない。しかし、今回は緊急事態ということもあり、後回しになっても2か月程度で連絡を入れ、申請し直したら支給してあげれば、問題がないと考えている可能性もあります。 そもそも、労働局の人員が足りず、書類不備のある申請者に連絡している暇がないのではないでしょうか。(書類不備のない企業様の振り込みを優先しないといけない) しかし、申請者(困っている立場)からすれば、2か月後に不備があると連絡がきて、それから、また一から申請書を作成し、そこから1か月ぐらいの日数がかかるとすれば、そんなひどい話はないと思います。(書類不備があるなら早めに言ってくれ) 申請したが、なかなか振り込まれない人は労働局に進捗具合を確認した方が良いのではないでしょうか? つまり、郵送やオンライン申請では、ハローワークで見てもらうことすらせずに申請してしまうので、不備に気づかない(ダブルチェックができない)ので、現状はおすすめできません。 以上の推測の根拠は以下の1~5です。 1、 厚生労働省が、雇用調整助成金の処理状況(速報値)を毎日出しています。
2、日本経済新聞やNHKの記事で 持続化給付金は5月29日の時点で8%が申請内容に不備があり、給付できていないとのことです。130万件の申請があったとのことなので、10万件ほどが給付されていないということだと考えられます。 5月1日に申請した人はだいたい1週間ほどで振り込まれた様子です。 (持続化給付金がまだ振り込まれていない申請者には連絡しているのか?) 3、各労働局が6月3日から助成金や雇用保険等に関連する業務の任期付任用職員について、かなりの人数(東京都は157名、大阪府は100名程度、兵庫県は36名)の求人をしています。 民間企業等での業務の経験を有し、助成金や雇用保険等に関連する業務の実施 に必要な能力等を有する者。かつ、採用予定日に おいて満60歳に達している方以外です。 採用日は、令和2年7月1日(水)を予定。応募期限は6月9日(火)。任期は令和3年3月末日まで。 (圧倒的に労働局やハローワークの人手が足りていない?) 4、読売新聞6月4日4面「国支援 不満の声」という記事の中で、レストラン経営者が【4月、アルバイト11人分の雇用調整助成金を申請したが、いまだ入金がない】という記事が書かれていました。また、Twitterで、「4月分が振り込まれたが3月分が振り込まれていない」というツイートを見ました。 (不支給とも書類不備とも連絡がないのか?) 5、私が5月中旬に申請代理した雇用調整助成金は申請後2週間ほどで振り込まれました。支給決定通知書の日付は振込日より1週間ほど前。支給決定通知書が届いたのは振込後。ちなみに同時に申請代理した緊急雇用安定助成金は3週間ほどで振り込み。
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